ローテク?

2009年8月22日(土) ブログ
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蒸し暑さがこたえますが、加古川市など、遠くからも[からくり絵本展]を観に来て下さってありがとうございます。
以前から うちの図書館の片隅にかけてあるボードの言葉
――ねぇ、おきき、この本には
すてきな絵が いっぱい でてくるよ。
手や顔や足が うごいて、
まるで 生きているようにみえる。
でもね、ほんとうは 紙でできているんだよ。
だから、おねがいだから、
やさしくしてあげて おくれ。
さもないと、みんな ゆがんでしまうからね。
もう、うごかなくなったら、
みんな、かなしいおもいをするからね――
写真のしかけ絵本は この言葉を書いたドイツのメーゲンドルファー作のもの。
昨日、書いていた[スターウォーズ]のしかけ絵本が最新のハイテク?絵本とすれば これはさしずめローテク。
下の紙を引っ張るとおじさんが面白い表情でアイロンをかけたり、別のページではなぜか歯のぬけた女の人がギターをひいたり、とてもユーモラスです。
1890年代にいろいろなしかけ絵本を制作したメーゲンドルファーの、作る最初のきっかけは 我が子へのクリスマスプレゼントのためだそう…。
キャッキャッと喜んだ子ども達の声が聞こえてきそうな本です。