宮澤賢治の…

2018年5月24日(木) ブログ
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故 水野晴郎さん流に言うと「読書ってやっぱりイイですねぇ」

私のグチャグチャ汚れてしまった心臓に透き通った岩清水がサーっとかけられて…
って感じでしょうか。

私の心臓がグチャグチャグニャグニャになってしまっているのは日常周辺の人たちのせいではなくて、主に嘘つきの政治家のためですが。゚(゚´Д`゚)゚。

Iさんが購入、読了、すぐに貸してくれた本、門井慶喜さん著の[銀河鉄道の父]
今年の直木賞受賞作品です。

世に有名な宮澤賢治、そのお父さん宮澤政次郎さんの視点で賢治の生涯を描いた作品…引き込まれました。

あの時代の…政次郎さんは精一杯、良いお父さんでした。

小説なのでもちろんフィクションの部分も多いのでしょうが、大変な説得力。
その場にいて会話を
「聞いてたん?!」
と、突っ込みたくなるようなリアリティ(^^;;

きっとこうだったんだろうな、って思ってしまいます。

門井さん本人のお話…
「たとえフィクションを作る時でも 調べることは調べないといけない。
そして周りを調べて固めていって最後に残ったものを僕の想像力で補う」
「人間としての本質的な真実を描きたい」

うーむ🤔

本当に面白く、数日間は心の中では東北弁で喋っていました(^^;;

それにしても、有名な
「雨ニモマケズ…」
の詩がなんでカタカナで書かれていたのかな?と言うのは、
すでに病気が重かった賢治が、原稿用紙に向かう体力もなく、病床で手帳に書き留めた…
漢字よりも平仮名よりもカタカナはペンペンと書き易かった…

そうだったのですね。

そして自分の命の終わりを知っていたからこその
「ソウイウヒトニ ワタシハナリタイ」
だったのですね。