マハさん
まだ50代半ば。次々と魅力的な作品を生み出しておられる作家の原田マハさん。
大ファンを自認するIさんのお陰で、私もいろいろ読ませていただき、例えばピカソの、例えばルソーの、例えばゴッホの、例えばモネの、
(近くに居たん??)
と思えるような臨場感のある描写や人物像への迫り方等、本当にどれも感動し、そして作品1つ1つの持つ物語を知り、とても
(フゥーン)
と感心したものです。
アートものではない、ヘレン・ケラーとサリバン先生を基にした創作[奇跡の人]も素晴らしかった…
そんなマハさんの旅のエッセイ[フーテンのマハ]を読み終えました。
なんというか、あんなに勉強して取材して凄い小説を書く人なのに、又、自らのホームページでは
「私の履歴を読んでいただくには30分はかかります」
と記されるほど、華麗な職遍歴の方(商社勤務、森ビルで有名な会社の美術館企画、有名美術館のキュレーター等…)なのに、その実は、おこがましい言い方なのですが、なんだか私達とおんなじようなミーハーなとこ、美味しいものを追いかけるエネルギー、イケメンに対する反応等、とても親しみの持てる方なのですね。
(ま、だいたい見た目で想像できましたが)
特に 東京生まれではあるけれど、大学は関学で神戸暮らし、その神戸の事を日本中の街の中でも「特別な(に素敵な)街」と書いてくれているのがとっても嬉しい😆
そしてその頃から大好きだと挙げておられる店が西洋料理の老舗「もん」と、元町駅から大丸へ行く、すぐにある昭和なカフェ[エビアン]、そしてトア・ウエストにある洋書やステーショナリーの店[ONE WAY]とくれば、私はあんまり親しんでいて身悶えするくらいびっくりしました。
(とは、言っても今の今まで[エビアン]のコーヒーは美味しい、と思えず、今度又一度飲んでみよう(^^;;)
学生時代の一時期は[ONE WAY]でアルバイトまでしておられたそうですよ。
幼かった頃に家にいっぱいあった父の本の影響とか、美術館によく連れていかれた、とか 父の思い出まで共有できたり…マハさんの作品に共感する理由がわかったような気がしました。