毎日 描く

2019年9月19日(木) ブログ
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1日1枚。毎日、何かを描く。
鉛筆とペンと水彩絵の具で…

なかなか出来ることではありません。

お隣の町、上郡町の[ギャラリーひがし蔵]の壁を埋めたハガキ大のスケッチの数々。
1枚1枚拝見しました。

もう3年にもなるのですね。
2016年に病気で、50代で早逝された米田桂子さんの遺作展。

素敵な彼岸花の版画をこのブログでもご紹介したように思います。

学生時代の友人の協力等を得て京都や東京でも作品展が催され、上郡町に帰ってきて今回は7回目の遺作展。

少し早めに教職を退いた旦那様も桂子さんも 偶然にも私達と同じ学舎だった、となるとやはり放ってはおけません。

昨日の定休日、2人して[ひがし蔵]を訪れました。

2人の息子さんの誕生から 母としての愛情たっぷりの日常を描いた版画や飛び出す絵本…
素晴らしく丁寧で趣き豊かな年賀状…

でもやはり今回のメインは何百枚と並べられた
「1日1枚」のスケッチです。

雑草。
お菓子。
虫。
飼っている兎。
日常使いの器。
野菜。
道具…

見落としてしまいそうな「普通のモノ」が桂子さんの目で見守られ、桂子さんの筆で愛情を注がれて…

たぶん、病気を知って以来の日課だったのでしょうか。

絶筆の「にら?」の花の絵。
それから9日後に亡くなったそうな…

でも確かに桂子さんの生きた証は優しい絵とともにいろんな人の心に残っていくことでしょう。