パノラマ絵本
原田マハさんの力作[風神雷神]を読むと、狩野永徳の「洛中洛外図屏風」をぜひ細部まで観てみたい、という気が起こりますが 残念ながらうちには全面の写真が無いし・・と思っていたら 先日つれあいが録画してくれていた番組にばっちり出てきました。
それも絵の中へ何とかさんと言う俳優さんが入り込んだり、描かれている京の人々の絵が動いたり、ととっても楽しい番組。
マハさんが書いておられた通り、ものすごい数の人物、それも本当に生き生きと何かしている瞬間が捉えられ、丁寧に描かれていて感動しました。
と、思っていると今 絵本図書館で特集している「山(+森)の絵本、海の絵本」の中にも楽しいパノラマ絵本があります。
前川かずおさんの【川】です。
前川さんと言えば絵を見たら誰もが知っているような人気漫画家ですがユーモラスな側面だけではなく、こんなに詳細に調べてスケッチして1本の川とその周辺のドラマを丁寧に描ける方だったのですね。
ご本人いわく、この川は架空の川ですが 部分的には日本各地の川をスケッチなさったそうな・・。
2年かかり、「あ~シンドかった」って書かれていましたよ(*^^*)
上流の辺りに急な湾曲があり、そこは天竜川、何年か前の夏に行ったなあ、懐かしく思いました。