絵の上手さ
絵本図書館、閉館中なのに絵本の話で恐縮ですが…
多種多様の絵本がある中、私がどうしても
「好き💓」
と思ってしまうのはデッサンの上手な人、色彩のセンスの良い作家さんです。
どんなにデフォルメしてあっても、単純化してあってもデッサンの上手さは解ります。
特に 新作が出る度に感心するのがこのホリーホビーさん。
何度か書かせていただいたように 高校時代に出会ったセピア調の色合いのアーリーアメリカンの少女のイラストの人です。
なのでお歳も「高齢」という範疇に入ると思うのですが、2017年に発刊されたこの絵本の絵もホント素晴らしいです。
私自身は特別の猫ファンではありませんが やはり子猫の姿には思わず頬が緩みます。
そんな迷子の子猫を描いた[子ネコのスワン]
表紙からしてなんかスゴイ、って思います。
特にこの人の絵で感心するのは光と影を水彩?カラーインク?とペンで見事に表してあるところです。
渋〜い色を使ってあるのに暗くなく、明るい色を使ってあっても派手ではなく…
最近の代表作だった[トゥートとパドル]シリーズはもう終わってしまったみたいですが、アメリカでの日常やご自分の思い出にちなんだ絵本を出されるのがまだまだ楽しみです。
ちなみにこの絵本は販売用ですから閉館中でも見ていただけますよ。