[堀文子さん作品展]
阪急[御影]駅すぐ近くにある[香雪美術館]
尊敬する日本画家の堀文子さんの作品展が観たくて出かけました。
(花冷え)というのでしょうか、昨日とは打って変わったような寒い曇り空の下。
それでも、車を遮断した、いかにも御影らしい小路を行くと 大きな木に囲まれた瀟洒な香雪美術館はありました。
門を入ると迎えてくれるのは見事な(垂れ桃)です。
静かな館内には堀さんのスケッチからタブローまで展示してあり、特に感慨深かったのは 作品の合間、合間にあるプレートに書かれた堀さんの言葉でした。
大正時代に生まれ、現在90歳を越えて尚、独り暮らしをしながら絵を描き続けている氏の、自分に厳しく、大自然に対する畏敬の念に溢れた、又好奇心の衰えない言葉に又々、両頬をはたかれたような思いがしたものです。
でも、それは(年老いていく)ことに対してのプラス思考を後押ししてくれる、温かいものです。
帰りに[堀文子の言葉 ひとりで生きる]という本を買いました。
その本の帯にはこんな言葉――
群れない
慣れない
頼らない
これが私のモットーです