高山辰雄展
こちらは今は晴れています。
でも、一方では被害が大変な所があり、今でも不安の中におられることを思うとホッとする気にはなかなかなりません。
ニュース映像を見ていると、日本列島、いったい何台のクレーン車、セメント車、その他の工事用車両、そして作業を担う人達が要ることか?っと途方にくれる感があります。
大分県もこの度の台風による大雨で大変だったと思います。
その大分県大分市の出身である日本画家、高山辰雄氏の作品展が滋賀県の佐川美術館で開催されています。
学生時代、初めて知ったその絵は 同時代の同じく日本画の重鎮達の絵と比べてもなんだか特別の感じを受けました。
当時は日展にも毎年出品されていたので観ることができたのです。
画業を積むごとに絵の具は厚塗りになり、輪郭はぼやけ、ただただ描き出された人物の深い精神性が 私みたいな者にでも感じられました。
パンフレットにはこう あります。
「…1970年以降、『母』や『食べる』に見られるような、人間の「生」に対する畏敬や渇望といった根源的な精神性を表現した作品を発表し、独自の画境を確率してきました。…」
久しぶりに実物が観られる、ちょっと遠いけど、佐川美術館に行きたいと思っています。