海底

Oさんはいわば、「材料持ち」です。
「こんなの作りたい」
と、おっしゃりながら、その作品にピッタリな生地や糸類を見せてくださいます。
しかもそれらはいつもピシッとキレイ。
欲しくて購入したままきちんとどこかに保存しておられるのですね。
バチックを思わせるようなプリント生地、ポジャギ用のシルク布、変わり毛糸…それらは今回挑戦しようとされている海の底風景にピッタリです。
「はい。偶然あったんです〜」
といつものように静かに言われますが、私はいつも感心します。
いろんなお店に出向いて好きなモノに出逢った時、(いつか役立つかなぁ?)
と、買っておかれるみたいですよ。