日展
3日は恒例の親戚新年会、昨日から京都泊です。
今朝は 今年、初参加してくれた東京のNさんと3人、[平安神宮行き]のバスに乗って岡崎公園にある、京都市立美術館へ[日展]を観に出かけました。
初めてのNさんは 喜んで下さいましたが、実は私も久しぶりです。
以前はお正月の里帰りのついでに必ず訪れ、四条通りの喧騒を逃れて きりりとした朝の空気の中、丁寧に描かれた日本画の大作を眺めて歩くのが 新しい年を迎えた感慨の一つになっていたのですが…。
ここ数年、買い物だけしてあたふたと帰ってしまっていたのです。
Nさんのおかげで久しぶりに美術館を訪れられ、新鮮な感動でした。
岩絵の具を幾重にも重ねた日本画は 色が美しく、静謐です。
そして私達が学生時代〜若い頃、活躍しておられた作家さんの名前をあちこちにみつけ、
(ああ、まだ頑張っておられるなあ。こんな大作を毎年完成し続けておられるんだなあ)
と、感動しました。
力をもらったような気がします。
(続ける)ことの大切さ…。
ささやかながら続けている、わがゆう風舎のキルト展[布と糸でつくる夢展]、毎年毎年皆に無理を強いているなあ、と心弱くなる時がありますが、やっぱり続けよう!と思えました。
そして、世の中のいろいろなことには考え方の違いや限界を考える事での閉塞感、特に齢を重ねていくことでの身体の衰え等は 気持ちが落ち込む要因ですが、音楽にしろ、絵画にしろ(芸術)とか(創造物)の広がりや深みには限りがない、そのことを改めて感じることは大変な喜びです。
美術館を後にして、3人で四条河原町まで歩き、昔ながらの甘味処[梅園]で名物の熱々の(あわぜんざい)をいただき、大満足。
これも めちゃくちゃ久しぶり!
Nさんのおかげです。