やっと、かかりました

2011年10月13日(木) ブログ
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絵キルトキットの新作に久しぶりに、やっとかかっています。

なんだか昔に戻って部屋の中です。
暖炉があって本棚があって、ソファーがあって…。
以前、[暖炉の前に]という作品があって、その時は編み物しているお母さんと二人の子供達でしたが、今回は、子どもに本を読んであげている優しいお父さんが登場します。

震災や豪雨や…いろんな事がある度に、
(役に立たないこんなことしてていいのか?)
…と いう思いが頭をもたげます。

でも私に出来る事とは?

正直、マイケルを知ってからは迷わなくなりました。
マイケルの終始一貫して発信していたメッセージ…
すなわち、
「人にはそれぞれの役割がある。その役割を果たすために全力を尽くすこと…」
彼はいつも(明日はない、というつもりで)頑張っていたそうです。

訳のわからない概念に惑わされて時間を無駄にするより、今、目の前にある、出来る事を一生懸命やるしかないように思います。

Sさんは逝ってしまったけど、私の周りにはやはり癌と闘う大切な人がいます。
そして、
「私は末期ガンですが、高原さんのキルトを完成させるのを楽しみに頑張っています」
と、お便りを下さった方も…。

お手紙も書きます。
メールもします。
ささやかなプレゼントもしようと思います。
でも、何より、少しずつでも作品を作ろうと思います。