パリの雪
「高槻の本屋さんにも平積みされてたよ〜♪」
「明石の本屋さんで売り切れになってたよ〜♪(少しの仕入れだったんですね(-_-;)」
「アマゾンで早速注文するよ!(静岡に住む友達)」
等々、義理堅い、嬉しいメールが届きます。
今日も氷雨まじりの寒い寒い中、わざわざ買いに来て下さった方、本当にありがとうございますm(__)m
さて、[ストーリーキルト]以降の新しい作品ですよ〜、と言いながら、実はちょっと古めの作品も2、3あります。
前のとはテーマと少し違ったりして外した作品です。
写真の[2月 バレンタインデー 珍しくパリの雪]もその一つ。
クリスマス以外の冬の景色は、私には珍しいかもしれません。
ヨーロッパの、深い、味わいのある色とりどりのお店が並ぶ舗道、葉を落として黒々とした木立をステンドグラスの枠のような効果にして、チラチラとのぞかせ、下の真っ白な雪の世界と対比させたかったのです。
実際にはパリの街にこんなに白く雪が積もることはあまりないそうで…。
高村光太郎や日本画の誰かのように、[厳しい人生]も[厳しい冬景色]も描くのは苦手な私。
寒そうな景色も又、ほんわかさせたかったので雪のルクサンブール公園にはラブラブのカップルが5組(^-^)
よーく見ると、ケーキ屋さんの前では若いお兄さんにチョコレートを差し出す女の子がいるんですよ。
フランスではきっとそんな習慣ないかも?
自分の好きなようにできるのが良いところですよね。
でも、実は何より自慢はビーズによる雪の(降らせ方)です。
少しだけ風が吹いてて、(舞うように)降る雪…。
実際に雪が降っている時に一生懸命観察しました。
そしてなんとなく解りました。
[ストーリーキルト1]に載っている[ジャスト・スノーイング]でもしたように空から波線上に何本もビーズを乱れさせながらつけていくのです。
遠近感を出すために、白いビーズも大小、パールのビーズ、もっと大きく白いスパンコール、といろいろつけました。
この作品は数年前、[東急ハンズ大賞]に出品したもの。
会場ではライトアップして下さるのでビーズがキラキラ光って、嬉しかったのを覚えています。