3つめ
実は このパッチワーク柄は、今回のYu’sパレットの総柄です。
綿麻なので、バッグが妥当ですが、何か違うものが作りたいな、と考えました。
優しいパステルカラーのパッチワーク柄を生かして赤ちゃんが遊ぶ[赤ちゃんゾウ]を作ることにしました。
(こういうイメージ)というのは頭の中にあっても、具体的にパターンを作るのが難しくて。
具体的な参考になるゾウさんがいないかな?と、[こども部屋]等の本や動物図鑑や絵本をあたってみましたが、一番、私の思っていた子ゾウちゃんに近いのは、ビジョー・ル・トールさん作の[とおい とおいアフリカの]という絵本に出てくる親ゾウ達に見守られて歩く赤ちゃんゾウでした。
そこの場面には
「とおい とおい はるかなアフリカ
象たちは暮らしている
たがいに たがいを見守りながら
あいさつをかわし
からだにふれあい
元気をわかちあう
おさない象のために
よくかんで やわらかくなった
食べものを与えたり」
という文が載っています。
マイケルの随筆にも、やはり穏やかで賢い象の群れの話、象達をとてもリスペクトした文があります。
又機会があったらご紹介させて下さいね。
ところで、パターンをひいて仮縫い、写真の前方の惨めで大きい物がそれです。
でも一度失敗作を作ると、
(ヨシ!わかった!)
とどんどんパターンが修正できます。
それで出来上がったのが黄色い分ですが…。
「もう少し、こうだったらナ…」
連れ合いの一言で、
(シャーナイ)
ともう一度作ってみたのがブルーの方です。
後ろ足とお尻をより小さく、赤ちゃんらしくしました。