エレファント・マーチ
マイケルファンになって間もない頃、彼の詩や散文が書かれた本、[Dancing The Dream]を手にいれて、一生懸命読もうと試みました。
何せ、和訳本が無いので、辞書片手にポチポチぽちぽち、
(何年かかるだろう?)
と、途方にくれながら…です。
ところがその後、素晴らしいファンサイトに次々と出逢い、その中の一人、〈bluemoon〉さんという方が、全文、見事に訳して、貼って下さっていたのです。
もう嬉しくて嬉しくて。
(たぶん、こんなこと言ってるんじゃないかな?)
と思っていた文も、
(????)
と思っていた文もよーく解りました。
その中に[SO THE elephant March](だから象は歩き続ける)という文があります。
彼は(象好き)というより、とても象を尊敬しています。
大丸に出すために、又象を作ったので、今日はその文を…。
結構、長いので ごく一部ですが、象がしゃがまず、仲間とゆっくり草原を移動していくさまを 彼なりの解釈で描いています。
「前略『俺たちが命を尊ぶ動物だということを、連中(人間)に見せつけてやろうじゃないか』と彼らは言った。
そしてその日から、象はひどく穏やかで忍耐強く、平和的な生き物となった。
彼らは背中に人間を乗せ、奴隷のように人間に仕えた。
サーカスで芸を披露しては、子供たちを笑わせ、そしてかつて王者として君臨したアフリカの、広大な原野を追われた。
だが、象が僕たちに教えてくれた一番大切なことは、彼らの動きだ。
彼らは生きることは動くことだと知っているのだ。
毎日毎日、毎年毎年、象の群れは歩き続ける。
けっして腰をおろすことのない巨大な生命の群れ、止めることのできない平和の力となって。後略」