ブルーの助っ人
ずっと、ずっと、続けてきた作品展[布と糸でつくる夢展]
ゆう風舎は夢を売る店だもの、辛い事、悲しい事は感じさせず、来ていただいた方に(楽しさ)とか、日常を離れた(安らぎ)みたいなものを感じていただきたく頑張っていますが、現実はもちろん辛いことも多々あります。
長年一緒に楽しくキルトを作ってきて、いつも、どんな時にもニコニコ、作品展に出品するのも、観に来てくれるのも楽しみにしてくれていたNさんは今、病室で闘病中です。
若いのに手先が器用で完璧主義、いつも感動するような美しい作品を作るもう一人のNさんも療養中です。
去年、案内ハガキに、と頑張った作品で一皮も二皮も剥け、次の絵キルトに期待がこもっていたOさんは 最近、お母さん、お祖母さんと相次いで亡くされ…。
楽しみにしていた作品が一つ、又一つと延期になるのはご本人は勿論、私も残念で寂しい想いです。
いろいろな事が続いた寒い冬の日には
(作品展、いったいどうなるだろう?)
と不安になる時もありました。
でも、こうやって開催間近、皆の心のこもった作品がどんどん出来上がってきて提出される頃、とてもとても嬉しいものです。
今日もNさん達と一緒にキルトをしていた方がたが、午前中、午後と2作目、3作目と、急いで仕上げて持ってきて下さいました。
それがどれも偶然、きれいなブルーでした。
そして勿論偶然なのですが、ブルーはNさんの大好きな色であることを思い出しました。