元はこんなのです。

2012年5月26日(土) ブログ
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ゆう風舎の[リネン&レース展]も、結構古いのです。
と、いうか、初めの頃は〈リネン〉は無く、[レース展]でした。

そして6月の〈レース〉と言えば…ジューンブランドって感じでウェディングをテーマにした作品を毎年一つずつ楽しんで作りました。
[晴れの日に][晴れの日に2][晴れの日に3]です。

写真は3です。
そうです。
あの、リニューアルした[ウェルカムボード横型]の元になった作品です。

土台の布は リバティを思わせるような、きれいな有輪さんの布。
ガーデンウェディングのテーブルには豪華なレースのテーブルクロス。
その上には花とリボンに飾られたクロカンブッシュ(プチシューを積み重ねたフランスのケーキ)シューはジャーマンナッツステッチです。
花嫁さんがその一つを姪かな?女の子に食べさせてあげているところです。

とにかく、始めの頃は、作るお客様の事を考えるより、どちらかというとやりたい放題、作りたい放題って感じでした。

ぐるりのリボンワーク、リボン刺繍。
写ってないけれど、その又ぐるりには二種類のレース生地を変形の楕円に配し、凝ったブルーのドット・リボンと小花モチーフのレースを飾り、最後は薄いブルーの布でパイピング、と…

ふぅー。

何年もかかって作風もだいぶんシンプルになりました。
いろいろな事をやってみて、本当にやりたい事を残していく…という風にならないといけませんね。
まだまだ無駄は多いかも?

ちなみにケーキ作りもそうでした。
雑誌の写真で見て憧れたもの、このクロカンブッシュも昔、ゆう風舎の庭でガーデンウェディングをした時、前日に必死で作りました。

「飴でつけていく」と、レシピでは書いてあったのでそうしたのですが、夜に
「ポロッ、ポロッ」
と、不気味な音が…。

暖かい季節だったせいか?飴なんかでは全然くっつきません。
焦りまくりながら、急遽、つまようじを見えないように(ブスッブスッ)と全部のシューにさしていったことも懐かしい思い出です。

さて、この作品、久しぶりに陽の目に当てようと思います。
6月1日のワンディレッスンに合わせて、手芸用品売り場のショーウィンドウに飾っていただく予定です。