謝謝

2013年1月12日(土) ブログ
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公務員を退き、「何か」を信じてコツコツ続けてきた仕事。
作品を作り、絵本の素晴らしさを伝え、ホームページを作り…。

そんな日々の中で、ときどき[ご褒美]をいただくことがあります。

それは、素晴らしい人達との〈出会い〉という[ご褒美]です。

たぶん、明石で先生をしていただけでは出会えない、本とか、テレビとかネットとか…そんな拡がりの中での貴重な出会いです。

特に遠方から、わざわざ[ゆう風舎]を目指して逢いに来て下さる、店や作品を実際に見に来て下さる…ありがたいお客様への感謝。

寒さ厳しい1月の今日。
東京から夜行バスに乗って来て下さったのは美しいチャイニーズの姉妹です。

北京生まれの彼女たち。
二人共、留学先の日本に惹かれ、お姉さんの方は日本の男性と結婚。

妹さんも帰化されて数年。

お二人共、東京の商社で働くバリバリのキャリアウーマンですが、特にお姉さん、仕事と子育てに忙殺される毎日の中に、ゆう風舎の絵キルト作りをひとときの潤いにしてくださっているそうで…。

真摯で謙虚なお二人と しばし時間を忘れて話し込んでしまいました。

嬉しくはあるけれど、なぜ故国より日本で生きる道を選ばれたか?その理由。

多感な年頃の時、自宅近くで起きた天安門事件の衝撃。

北京の現状。

子ども達への思い。

私には今まで中国の方のお知り合いがほとんどいませんでした。
そして、近いけれど遠い国だと思ってしまいます。

でも、〈感じ方〉や〈思い〉の同じ人は国や年代や環境がたとえ違っても
(おられるんだ!)
と改めて感じ、身体中が熱くなるような思いがしました。

忙しい、忙しい中、姫路城にも行かず、神戸港も見ず、本当にここにだけ来てくれて今日又東京に帰っていかれたお二人に。
“再会!”
“謝謝!”