新作キット、アップ&天沼さんの本
昔、教員だった頃。
ゴールデンウィークは信州、夏休みは東京、と毎年行っていた頃がありました。
当時は、大阪にもなかった、神戸にもなかった、雑誌等の写真で見かける雑貨店やケーキ屋さんを巡るのが大変な楽しみだったのです。
正直、今は同じような店がいっぱい、輸入雑貨も手に入り易くなり、前ほど心ときめかなくなってしまいました。
それほど、その頃はワクワクしてお店巡りをしていたのです。
その中でもトキメキランキング1位はやっぱり、自由が丘にあった[デポー39]だったでしょうか?
白い器に黒や赤の文字が焼き付けてあるホーロー製のブレッド缶やキャニスター。
パリのお店に吊られているのとおんなしバスケット。
オールドパイン製のテーブル、椅子…。
不思議に色や形がちゃんと残っているドライフラワー。
そんなアンティーク雑貨ファンの聖地だった[カントリーモール、デポー39]を思いっきり良く閉店し、天沼寿子さんが[デポー39ものがたり]を出版されたのは今から7年ほど前です。
そして今日届けていただいた本―[身ぎれいな終いじたく](メディアファクトリー刊)
去年10月に亡くなったのですね。
実際に一緒にお仕事をなさったことのあるライターさんから、天沼さんのこと、やはり仕事に対して物凄く厳しく、特別の人であったことは聞いていました。
アメリカに渡ったり、ずっと1人で凛として生きてきた天沼さんの〈終いじたく〉ぜひ、読んでみたい、と思いました。
P.S.
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