卒業式
明日は 隣町の小学校の卒業式。
スタッフMさんの次男坊も卒業です。
人数は少ないながらきっと心暖まる式が行われることでしょう。
私が勤めていた時も、本当に純粋に、一生懸命に教師一同が卒業生を送るために 準備をしたものです。
担任や音楽の先生のもと、毎日、式の練習が行われるのとは別に、私の役目は放課後、もっぱら舞台の装飾作りです。
「主役は卒業生」の趣旨のもと、高い所で校長先生が待っているのではなく、体育館の中央で卒業証書を渡される、という対面方式。
閉じられた緞帳の舞台から幕が開くと次々と壇上から卒業生が降りてくる、そのバックの装飾を1ヶ月くらい前から少しずつ作っていくのです。日の丸が掲げてあるだけの舞台より感動的に…、誰からも文句を言わせない…、肩に力を入れていました。
日常の雑多な仕事の傍らに大きな作品に取り組むしんどさと楽しさ…なんだか今も同じようなことをしているのですね。
体育館下の薄暗い図工室で遅くまでする作業は孤独ですが(これは子供達にも手伝ってもらうわけにはいきません)式前日の準備作業はたくさんの先生方が手伝って下さり、離れた所から先輩の男の先生に
「もうちょっとこっちこっち…」
と 舞台美術監督の気分を味わえたり、卒業生やお母さん達が喜んでくれたり、私の仕事はとても楽しいものでした。
写真は退職前の最後の卒業式の飾りです。
明日は晴れるような…おめでとうTa君(^-^)