すぐに読めます
素敵な人に出会うこと。
素敵な本に出会うこと。
それは人生の喜びですね。
又、素敵な本に出会いました。
と、いっても巻末を見ると2003年初版、2013年7月25刷発行とありますからすでに知っておられる方も多いかもしれません。
だいたい私は知るのが遅く、そのわりにはすぐ熱くなるものですから…(・・;)
小出さんの事も名古屋にいる親友Yは、
「事故の前から知ってたよ」
と言います(・_・;
とにかく、この本も小出さんに熱くなっている私に連れ合いが
「ほら…」
と渡してくれたものです。
もちろん、同じ線上のこととして…。
今から22年前、1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた国連の地球環境サミットでカナダ人の12歳の少女がした6分間のスピーチ。
いならぶ世界各国のリーダー達が涙を流しながら立ち上がって拍手。
ゴルバチョフ前大統領や後にアメリカの副大統領になるゴア氏がかけよって
「サミットで一番素晴らしいスピーチだった」
とほめたたえたスピーチ。
その、率直な素晴らしいスピーチの全文と、そこまで行った経緯、その少女セヴァン・カリス=スズキさんのその後のことが書いてあります。
実際にはぜひ手にとって読んでみてください。
小さな本に大きな文字で書いてあり、すぐに読めます。
少しだけ抜粋します。
「ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなたたちもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。
そしてあなたたちのだれもが、だれかの子どもなんです。…」
「学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば、
争いをしないこと
話し合いで解決すること
他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたづけること
ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
わかちあうこと
そしてよくばらないこと
ならばなぜ、あなたたちは、
私たちにするなということを
しているんですか。」
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大人になると
「しかたないんだ」
が増えていく。
本当に(そうかな?)と考えることで自分のできることをみつけていきたいです。