AVRILの糸

2014年10月16日(木) ブログ
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久しぶりにワクワクする空間。

久しぶりにキラキラ見える空間。

Sさんが身につけていた毛糸のネックレスで知り、教えてもらい、Iさんが絵キルトに使う変わり糸を探しに行かれた時にお土産に数種類いただいた…

糸、毛糸の専門店[AVRIL]にようやく行って来た感想です。

結構広い店内には美しい色、変わった素材、さまざまな糸がとても可愛く効果的にディスプレイしてあって、少しずつ使って作れる帽子やアクセサリーや飾りものやマフラー等が本当に工夫されて置いてありました。

(何に使おう?)
(何に使えるかな?わからない、でも欲しいな…)
そんな可愛い商品がいっぱいで、若い人に人気なのもとってもよくわかりました。

実は私。
今でこそ絵キルトやぬいぐるみしか作らないようになってしまいましたが、小学生くらいからずっと 大変な編み物好きでした。

高校三年生の冬だけ、受験勉強のために泣く泣くセーターを編むのを諦めたくらいで…

そんなですから昔の私ならアブリルの店内に入ったらひきつけを起こすくらい興奮していた、と思います~_~;

でも、時の流れ、仕事従事ってスゴい^^;
今では私はずいぶん冷静でしたよ。
そして冷静に、いろいろな事を考えていました。

まず、編み物を、いろいろな毛糸、糸をこんな風にプロデュースして販売を考えた人はエライ‼︎
誰だろう?と…

ある年齢以上の方はよくご存知のように、昔のように編み物は盛んではなくなってしまいました。

手編みや機械編みをしなくても、手頃な値段で着易いセーターやニット製品がたくさんあるし、女性の趣味も多彩になったし…
親から子へ、と編み物の技術を伝えることもだんだんと減っていったかもしれません。

セーターを編むための毛糸玉、10個20個と売ることが難しくなり、メーカーは工夫して[一つ玉マフラー]を流行らせたり、小物で勝負、という感じになってきましたよね。

でも、アブリルは昔からの毛糸屋さんのイメージを完全に払拭し、オシャレで夢のある、クリエイティブな可能性を広げた考え方で商品を捉えていて、とても感心しました。

私が毛糸を探していた頃には大阪梅田の[マスザキヤ]さんくらいでしか手に入らなかった鮮やかな色のおうどんみたいに太い毛糸やポンポンが絡んだ変わり糸等が国産でこんなに作られたなんて…

密かに拍手を送りたい気持ちです。

さて、どんな人がアブリルを作ったのかな?と検索してみると…

会社を設立されたお二人が出てきました。
でも、ニットデザイナーである鳥居節子さんの作品はなんだかイメージが違うような…。

それじゃあ、あのプロデュースはこの方かな?

福井雅己氏

1954年 京都市生まれ。
服飾専門学校を卒業後、毛糸メーカーで手芸糸のデザイン、
繊維商社でアパレル向け原糸の企画を経て、
1992年(株)アヴリルを設立。
現在は京都・二条城近くに本社を置き、東京、京都、兵庫に
オリジナルヤーンのショップを展開。
(財)日本手芸普及協会 手織り本部講師

と、あります。