こどものとき
ゆう風舎の前のYさんちの田んぼにレンゲの花が広がっています。
もうすぐ、一面ピンクの絨毯になることでしょう。
レンゲの絨毯を見ると どうしても子どもの頃を思い出します。
今は葛大路という大きな通りになっている所、五条通りのすぐ近くでも田んぼや野原が広がっていて、その頃は(誰々さんちの田んぼダ)などとは思いもせず、当たり前のように皆で入って日が暮れるまで好きなだけレンゲをつんで、長い長い花輪を作って遊んだものです。
今はそんな子ども達は見かけません。
それに勝手に田んぼに入ったら叱られるかもしれません。
でも、時代が変わろうと子どもの時の想像力を育む遊びはずーーと変わってほしくありません。
Mさんに借りた絵本のCDに収録されている[ロージーちゃんのひみつ]を聴いていると
(そうそう!そうよね!)
と嬉しくなります。
朝は「ねえ、ママー。なーんにもすることがないの…」
と、つまらなそうに言うロージーちゃんですが、しばらくするとたちまち面白い遊びを思いつき、友達も一人二人と加わり、この上なくたのしい1日を過ごします。
勿論、ゲーム機や何か特別なものが要るわけではありません。
すべては想像の世界、ロージーの豊かな想像力や表現力にすっかり小さな仲間達も乗っていってしまう、という感じ。
いいなあー。
そこで、どうしても私が紹介したくなるのがこの映画。
リンドグレーン原作を名匠ラッセ・ハルストレム監督が描いたスウェーデン映画[やかまし村のこどもたち]です。
心豊かで、楽しい、可愛い(こどものとき)が優しい目で描かれています。