繕い裁つ人
もう8年になりますが…
母を亡くし、服を縫ってくれる人がいなくなって戸惑っている私に
「先生、ちーちゃんに頼めばいいよ」
と、かつての職場の先輩だったIさんが紹介してくれたのがMさん。
縁あって若い時に高級プレタポルテ(ジパンシーの)の下請けの仕事をみっちり仕込まれたMさん。
長年携わっておられたリフォーム専門店の店長から身を引き、オーナー職もこの春辞職、晴れてフリーになられました。
仕事の丁寧さに加え、ユニークな発想と細かな手仕事を愛するその魅力溢れる洋服や替え襟やタピストリーのことを、ゆう風舎の作品展や[リネン&レース展]を見に来て下さった方ならよくご存じかもしれません。
でも、私が一番感心するのはやっぱり「お仕立て」です。
謙虚な姿勢でこちらの要望を聞いて下さり、既製服作りで鍛えたピシッとしたパターン作り、縫製。
しかも着心地がよく。
そしてトレンドにも敏感です。
写真は一番最初にお願いしたスーツです。
母が遺してくれたイタリア製のファンシーツイード、自分ではとても縫えないし、洋装店に持ち込むのは敷居が高いし…
でも、Mさんのお人柄に触れた時、迷わずお願いしました。
結果は…?
もちろん大満足で(((o(*゚▽゚*)o)))今でも喜んで着ています。
そんなMさんがフリーになってこの度ブログも始められました。
ぜひ一度訪れてみて下さいね。