バラ柄
天気予報より、よほど良いお天気になった今日。
大阪は天神橋筋六丁目にある玉泉院という所である葬儀に参列してきました。
長年お世話になっている有輪商店の社長さんの訃報が届いたからです。
私はお話しをした事もなく、展示会で座っておられるのに会釈をするばかりでしたが晩年は本当に絵に描いたような「好々爺」ニコニコ優しい印象の方でした。
葬儀で流された経歴を聞き、改めて感慨ひとしおです。
滋賀県に生まれ、大阪で生地を扱う仕事に。
そしてある日の事、出逢った外国の一枚の布。
その布の美しさに打たれ、それ以来、アンティーク布の資料集めに各国を奔走し、自ら筆をとって描き、今の有輪商店に発展させたのでした。
そうです、有輪さんの象徴「バラ柄」はこの方が産み出したのでした。
その情熱をかけた仕事ぶりの話を伺っていると、
(いつもおんなしような柄じゃん?)
とか
(もうバラ柄は流行らないのでは?)
なんて営業のM君に悪態をついていた私はやや反省~_~;
もちろん今でもバラ柄大好きな方はたくさんおられるのです。
それにしても、いつもお世話になっている、有輪を支える女子社員の皆さんが全員大泣きしておられたのが心に残りました。
本当に優しい、温かい社長さんだったのですね。