今日のモデル…
3つほど用事があって朝から出かけました。
雨降り、の天気予報でしたが、お陰様で一度も傘は開かずに…。
最後の用事は明石。
3ヶ月に一度の絵の教室です。
バスを降りると10何年前にはまだ若かった欅や楠が随分立派な樹になり、うっそうと青葉を繁らせていました。
でも、こう何年も通っていると 肝心の、子ども達(もう子どもではありませんが)に描かせるモチーフに困ります。
とても短い時間、それに写生に出る訳にもいきません。
でも、逆に、学校の授業ではなく、人数が少ないから描かせられる、とても絵になるモデルもあるのです。
パン屋さんが腕をふるったパンもその一つ。
焼きあげた色といい、変化に富んで量感のある形といい、中身のきれいな色やトッピングの粉砂糖といい、絵の具で表すにはなかなかの良いモデルです。
だから今日は何年かぶり、二回目です。
皆一生懸命にかいていました。
昔、三年生の授業で水彩絵の具の使い方を学習する事、注意深く観察する事を目標に、でも子ども達が興味深く取り組めるようにまるごとのパインナップルを描かせたことがあります。
部分から全体に、と箸ペンを使って線描から始めるので2.3週間かかります。
その間にパインナップルはちょうど熟れ頃、もちろん全員がめでたく描き終わった後はカットしてワイワイ食べます(かなり自由な校風?)
作品作りの後の感想文に、
「今度はメロンがかきたい」
と記していた男の子のことが忘れられません(^O^)
こんなパンだったら大変なことになっていただろうな、とつい、やんちゃな彼らの顔を思い出しています。