いつも だれかが…

2016年5月28日(土) ブログ
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昨日、ひょんなことから 若い人と、彼女の将来について少しだけ話をする時間がありました。

手芸、物作りが大好きで手先が器用、能力もあって人柄も申し分ない彼女です。

いろんな場面で一生懸命働く彼女の「なりたい自分」は何だろう?

子供が独立していった後の、一生続けられる仕事とは?

まだまだ靄の中。
忙しく毎日を送る彼女に 喉まで出かかって引っ込めた言葉があります。

「暇を見つけて本を読みね。」

私自身がゆう風舎を始めた頃、ずっと感じていたジレンマでした。
(本、読む暇ない!)

でも、たった1日15分でもいい。
そうしているといつか一冊、二冊と読み終え、そのたんびにやっぱり世界が深く豊かに広がる感じがします。

暇さえあればスマホのゲームにいそしんでいる若い人を見ると つい心の中でため息をついてしまいます。

たかが読書がどれほど人生を助けてくれるか?ということを解ってほしいな。

どんなに忙しい人でもこの本だったら数分で読めますよ。
そして感動します。

ドイツのイラストレーター、ユッタ・バウアーさんの[いつも だれかが…]
(上田真に子訳 徳間書店)

帯には
「5歳から100歳まで、それぞれに深く語りかけてくる、ヨーロッパで感動の渦をまきおこした話題の本です。」
と書いてあります。

そして帯の裏にもカバー裏にも各新聞の絶賛が記されていますが、実は絵も文章もとても気軽な感じ、ユーモアもあって、さりげなくて。

でもなにげない中に深い普遍的な愛や信頼を感じさせてくれます。

「うれしいときも かなしいときも いつも だれかが そばにいた。
あぶないときには たすけてくれた…」