誕生日
4月16日。
今日はチャールズ・チャップリンの誕生日。
今年は没後40年で、今日は生誕128年の日だそうな…。
同じチョビ髭でもこの人は4月20日
生まれ。
4日後に産まれたのがヒットラー。
折しも今朝の朝日新聞の[日曜に想う]欄で編集委員の福島氏が2人の事を書いておられました。
「前略
そのヒトラーの絶頂期に、敢然とファシズムに立ち向かったもう1人のチョビひげがいた。喜劇王チャプリン。
ヒトラーを痛烈に笑い飛ばした名作[独裁者]を作るに至る憂いを、自伝のなかでこう回想している。
『戦争の気配がふたたびただよいだした。ナチスが隆々と伸びていた。それにしても、第一次大戦とあの死の苦しみの4年間を、なんと早く忘れたものか』
中略
80年近く経た今も心に響いてくるのはラストシーンの名高い演説だ。中野好夫氏の名訳を抜粋して拝借する。
『わたしたちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって、生きたいのです。憎み合ったり、軽蔑しあったりしたくはありません』
『(地球の)大地は豊沃で、すべての人間を養うことだってできるのです』
『独裁者というのは、自分だけ自由にするが、人民は奴隷にするのです』
『世界の解放のために戦おうではありませんかー国と国との障壁を毀ちー貪欲や憎悪や非寛容を追放するために』
チャプリン自身が練りに練った渾身の演説を、映画史上最も感動的なせりふという人もいる。
一方で、言葉が胸にしみるのは、おびただしい理不尽が今も地上から消えない証しでもあろう。
後略」
う〜〜ん。
なんだか溜息が出ます。
「歴史は巡る…」
でも、歴史に学んで過ちを繰り返さないように1人ひとりがアンテナを高くして必死に考えなくては…とつくづく思います。
雲ひとつない晴天の日曜日ですが…