立礼
早すぎの暑さもひと段落。晴れたり曇ったりの過ごし易い五月の終わりの土曜日。
Mさんが
「お茶会を…」
と、ご自宅に招いて下さいました。
Mさんがご病気を克服されてちょうど10年。
何も役に立たなかった私達にでも
「一緒に時を過ごしていただいた感謝の気持ちを込めて…」
と…。
申し訳ない気持ちながらせっかくのお招き、Mさんの好きそうな浅グリーンのビバーナムの花束をお土産にお邪魔してきました。
ゆっくりお宅にお邪魔するのは私も初めて。
前栽には水が打たれ、
(どこの高級旅館に来たのか?)
とビックリするような行き届いた此処彼処。
その全てが彼女らしいシンプルでハイセンス、無駄なものが一切なく凛としています。
お昼の御膳をいただいた後、お濃茶もお薄もいただきました。
慣れない私達が寛げるように、といろいろの配慮もいただきましたが、最近はこの、立ったままお軸やお花を拝見し、椅子に座ってお茶をいただく「立礼」が多いそうな。
長年、ゆう風舎を応援して下さって来たMさんに感謝しつつ、翻って自分の家事のいい加減さに赤面…(^^;;
いろいろな刺激をいただいた半日でありました。