少し前のことですが、病気と闘っている学生時代の友達Cさんが 頑張って大阪から来てくれるということで、連れ合いは絵本図書館の販売コーナーを Cさんの好きな[リナアンナ]ちゃんグッズいっぱいにしました。
(スタッフブログにもあったように)
[リナアンナ]ちゃんイコール[北欧]イコール[リンドグレーンさん]と、言う訳で 今、絵本図書館ではリンドグレーンさんの特集をしています。
2002年、95歳で亡くなった、スウェーデンの国民的児童文学作家アストリッド・リンドグレーンさん。
その年表をちょっと見ただけでも
(スゴい人だなあ)と思います。
娘カーリンが7歳の時、肺炎になり(当時の子どもの肺炎はずいぶん深刻だったことでしょう)看病している時に[長くつ下のピッピ]の名前を思いつき話を聞かせ、3年後、自身が氷で滑って足首を捻挫、ベッドでピッピのお話を書いた、とか…。
その後、夫を亡くし、母を亡くし、父、兄、息子、親友を亡くし…。
でも、[やかまし村の子ども達]シリーズ(私はこれが一番好き!)[ロッタちゃん]シリーズ、[エーミール]シリーズ、[名探偵カッレくん]シリーズなど、次々と楽しいお話を発表していくのです。
確かに長生きすると、周りの人がなくなっていく寂しさの中で、でも、リンドグレーンはきっとMJいうところの(CHILDHOOD)子ども時代が素晴らしかったのだと思います。
自伝から察するにまさしく[やかまし村の子ども達]そのもの。
「遊んで、遊んで…わたしたちが遊び死にしなかったのは、不思議なくらいです!」
て言ってます。
これって現代、忘れられがちな、でもとっても大切なことだと思います。
この写真の絵は[床におりない遊び]をしているところ。
リンドグレーンたちは床にさわる(落ちる)と、悪魔の“だんな”に捕まってしまうらしいでしたが、私の小さい時は(下は海)って感じで畳のへりか桟の上を歩いたものですよね?!