2011年の終わりに

2011年12月30日(金) ブログ
2011123020400000.jpg

今年もあと1日。

激震が襲った年でしたね。東日本に大きく。
そして、人知れず、個人の家庭にも…。

なんとか寄り添いたい、と願いながら、何の役にも立てず…の自分がいます。

でも、この2年間で
[あきらめないこと]
の大切さを学んだ気がします。
勿論、マイケルに、です。

最近、アメリカの作家ウィラ・スティルウォーター博士という方が、マイケルの研究本[M poetica]というものを出されました。

マイケルの曲やショートフィルムを徹底的に研究し、深く掘り下げて検討し、読者に対してマイケルの芸術性と、その人そのものに対する新鮮かつ洞察力に富んだ新しいアプローチを提供してくれています。
その上、MJFC(ファンクラブ)にその内容についての特別寄稿までしてくれて…。

勿論、英語ですが、MJJFCの人がちゃんと日本語に訳してくれています。

長い長い寄稿文。
夢中で読みました。
同じくファンのIさんにさっそく読んでもらうと、
「身体の真ん中をズドーンと撃ち抜かれたような」
衝撃を受けたそうです。
知ったつもりでいた事が、まだまだ浅かったと、私も思いました。
アメリカでの人種差別がどんなものか…。
そして生涯かけて、どんな方法で闘っていたのか…。

全文は長すぎてとてもご紹介できませんが、その13分の1、最後の文だけ載せさせていただきます。
又、時間のある時に読んでいただいたらいいですよ(^-^)

そして、昨日の記事で、アムネスティ・インターナショナルが設立50周年を記念して、人権問題について考えるきっかけとなった人物についての調査を投票形式で行っていて、現在、マイケルがトップだそう。

無駄になっていないことが嬉しいです。

 

ジャクソンと彼の作品を調べれば調べるほど、彼が途方もない勇気の人であり、深い心理学的洞察を持ち、社会の変革に猛烈に熱心で、最も困難な時期にさえひねったユーモアをもち、体の芯までアーティストである、ということを私は確信する。彼はアートとアートの改革の力という観点ですべてを見ていた。私たちは世界を直接見ることはできない・・・私たちは自分のセンスと認識を通じてのみ世界を見ることができるに過ぎない・・・そして、アートには、そのような認識に挑戦し変革する力がある。それは途方もないパワーであり、ジャクソンは同時代のどのアーティストよりもそのことを良く理解していた。

例えばジャクソンは、白斑の症状が次第に悪化していく中、患い始めの数年間そうしていたとメーキャップ・アーティストのカレン・フェイが言う様に、死ぬまで白い斑点を暗いメーキャップでカバーすることだってできたはずだ。あるいは、全てを明らかにし、最小限のメーキャップで、白斑への認知と処置についてのスポークスマンにもなれたはずだ。しかしそうはせずに、彼は白斑へのアーティスティックな回答を作り上げた。それは人種とアイデンティティについての私たちの最も基礎的な信念に挑戦するものだった。そしてそれは、それがどういうものか私たちが評価し始めてもいない手段を用いて、私たちと私たちの文化を変えたのである。

同じようにジャクソンは、彼が児童虐待者だという一般大衆の認識に対して、それを無視することで、あるいは超然としようとすることで答えることもできたはずだ。重要な信念に反して彼がどのようにして問題を無視しうるかを見ることは辛いことではあるが・・・。あるいは一般大衆の目から完全に引退して、彼が以前には決して持つことができなかった新しい家族とともに居心地の良いプライベート・ライフを楽しむことだってできたはずである。しかしそうはせず、彼は物事の見方自体の土台を揺るがすアーティスティックな回答を作り上げた。そして私たちの世界に対する見方、解釈の仕方、理解の仕方についての最も基礎的な前提というものに対し挑戦するのである。

これは一人のパワフルなアーティストによる仕事なのだ。

(終わり)

原文: Rereading Michael Jackson

白タイル

2011年12月29日(木) ブログ
2011122911270000.jpg

京の町屋、と言うと聞こえはいいのですが…。

確かに文化遺産になるような立派な町屋もあるでしょうが、私が育った〔町屋〕はなんだか…。
通りに面した狭い間口、うなぎの寝床のように奥に長く、お隣とおんなし作りで。
さすがにいつの頃か改築しましたが、私が幼い頃は、お台所は土間だったんですよ。
上を見上げると にんまりした表情の〔ほていさん〕が何体か、黒光りする棚に並び…なんだかいや〜な感じだったなあ〜。

なので(反動)であり、(憧れ)であったんですネ。
家を建てる時に、キッチンは迷うことなく、陽の光りがいっぱい射し込む窓と真っ白なタイル張り(^-^)

ところが予想通り、これがお掃除大変です(>_<) 普段いい加減な掃除ですから、夏と冬は大掃除。 キツイですが、(初心忘るべからず)、出来た時の感動を思いだしながらゴシゴシ。 最新のシステムキッチンのように何もかもスッキリ!と収納できるわけではなく、どちらかというと(見せる収納)ですから、いろいろなホーローキャニスターとかも洗わなくては…。 今、作っている作品もそんな風なキッチンですf(^^;

再び赤穂

2011年12月27日(火) ブログ
2011122712480000.jpg

今月の初め頃だったでしょうか?
私は木々の紅葉がキレイ、というつもりの写真を貼ったのですが、やはり近くの方はよくご存じで(赤穂市民病院のエントランスの並木だったもので)、
「大丈夫ですか?病院へ行かれたのですか?」
というメールやお声かけをいただきました。
皆、とっても優しいですね(;_;)

おかげさまで元気です。
あの日は入院中の親戚の人のお見舞いに行ったのです。

今日は、火曜日の午後だけ、という子宮がん検診を受けに行ってきました。

木々はもうすっかり葉を落として…寒くなりました。
赤穂といえば、キルトをしに、又は買い物やお茶を飲みに[ゆう風舎]へ来て下さるいろいろな人が住んでいらっしゃる街です。

(皆さん、こんにちは!)
と、心の中で挨拶しながら歩きましたよ。

ル・クルーゼ

2011年12月26日(月) ブログ
2011122620330001.jpg

明日から実店舗は2週間の冬休みをいただきます。

なので今日はスタッフさん、仕事納め。
クリスマス物の後片付け、整理整頓、お掃除、いろいろ頑張っていただきました。

私はアトリエの整理整頓。
何年も経って、ずいぶん溜まってしまった[コットンタイム]や[コットンペイント]や、古い物は処分しようと思いました。

勿論、自分の関係あるページは置いておきます(^_-)。

そうやってページをくっていますと、ナルホド私の作るアップリケは難しそうです。
もっともっと簡単!なアップリケがたくさん載っています。

何年か前、ちょうど、リネンを使ったあっさりした雑貨等が出てきた頃は
(そういうのがウケるんだろうな…)
と、迷いました。

でも、今はもうあまり迷いません。
私が(楽しい!)と思うものを作るしかない、と思っています。

それで…登場するお鍋はぜひ、[ル・クルーゼ]にしたかったンです。

スタッフOさんは[ル・クルーゼ]ファンなので、たくさん持っていて、毎日お料理に使っています。
羨ましい!
私もそうしたいところですが、あれって高価で、しかも重たい!(>_<) そんな訳で、又、憧れを絵キルトにしたのですよ(^-^) さすがに師走はゆっくり座る時間が少ないですが、がんばります。

寒い日ですが

2011年12月25日(日) ブログ
2011122511030000.jpg

外国では クリスマスの飾りは1月の半ば頃まで飾ってあるようですが…。

25日が終わればあっさりと片付けてしまうのが 日本の風習ですよね?

もう、今日、クリスマスプレゼントを買いにいらっしゃることもないだろうし、クリスマス用キットを買いにいらっしゃる人も…。

なので今日、明日と、すっかりショップの中は(片付けモード)ですが、そんな中でも、そしてこんなに寒い中でも、お茶を飲みに来て下さる方のために、やっぱりケーキは作りますよ(^-^)

昨日までのクリスマスバージョンはやめて、今日は久しぶりにエクレアを。

おやつの時間には、手伝いに来てくれたMさんと、こっそり私達もいただきましたよ(^-^)

His Message

2011年12月24日(土) ブログ
2011122412280000.jpg
今日は クリスマス・イブ。
キリスト教徒でもないのに 毎年、なんだか 特別な 気持ちがする日です。
なんでかな?とか、
(プレゼントもらったり、贈ったり、ケーキを食べたり) なんとなく 後ろめたい・・・。
そっか~!
こんな風に思う日だったら いいんだな、と思えたメッセージがあります。
2002年クリスマス。
ドイツのホテルに滞在していたMJからの ビデオメッセージです。
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Good evening children and Merry Christmas,

今晩は、良い子のみんな。メリークリスマス。

When I create music I always hope that my music will give joy to many people. If that happens I am very happy. Giving joy makes one happy. Unfortunately there are many children that are not happy. In Germany and in other countries.

僕は音楽を作るとき、いつもたくさんの人に喜んで貰いたいという願いを込めて作るんだ。もし本当に喜んで貰えたら、僕はとても嬉しい。人を喜ばせることで、自分も幸せになれるんだ。でも不幸なことに、たくさんの幸せじゃない子ども達がいる。ドイツにも、他の国にも。

During Christmas this is especially hard for those children because it is on Christmas when they see what they miss. For some it may be just a small present, for some it may be a warm meal, for some it may be a family, for some it may be just a little bit of love.

クリスマスはそんな子達にとっては辛い時期だ。だって、クリスマスこそ、自分たちが欲しくても手に入らないものに気づかされる時だから。ある子達にはそれがちょっとしたプレゼントだったり、ある子達には温かい食事だったり、もしかしたら家族かも知れない。または、ある子達にとって、ほんの少しの愛の気持ちだけなのかもしれない。

That is why I need you! I need your help. Let us work together and help those children. Let us reach out to those who are alone – Let us all tell them: “You are not alone”.

だから、今、僕には君達が必要だ。君達の助けがね。一緒に協力して、この子達を手助けしてあげよう。孤独な子ども達に手を差し伸べ、教えてあげるんだ、君たちは一人じゃないよ、って。

This year it is I, only I speaking to you, children in Germany and sending you a few little gifts. If you help me, then next year, we will do the same but in many more countries. We will speak together – maybe we will sing together – and we will give gifts together. Let us think big. Let us find many people to join our effort. Here and all over Europe and then all over the world. We can do it! I know we can do it!

今年は、僕、そう僕だけが君達、ドイツの子ども達に語りかけ、プレゼントを送っている。でも君たちが協力してくれれば、来年にはもしかしたら、たくさんの国で同じことができるかもしれない。一緒に話をしたり、一緒に歌ったりできるかもしれない。そして、一緒に贈り物ができるかもしれない。物は大きく考えよう。僕らの計画に参加する多くの人を見つけるんだ。ここで、ヨーロッパ中で、そして世界で。できるよ!僕にはわかる。絶対にできるよ!

To all of the grown ups I like to say this: To us, so many things seem important. Sometimes, we think we are important. We are not important. Nothing is more important than our children! They are the future. They can heal the world. It is our obligation to be there for them. To advise them. To motivate them. To help them and to love them. Let us encourage them to go for their dreams. And let us as parents, friends and relatives help them to have good dreams.

大人達にこれだけは言いたい。僕らにとって大事なことはたくさんあるかもしれない。時には自分が大事だと思うかもしれない。でも大事なのは僕らじゃない。子ども達より大事なものなんかないんだ。彼らが将来そのものだ。彼らが世界を癒す。僕らの務めは、彼らのためにいてあげること。助言したり、励ましてあげたり、手助けして、愛してあげることだ。子ども達が自分たちの夢を追えるよう、勇気づけてあげよう。そして、親として、友人として、親戚として、素晴らしい夢を持てるよう協力してあげよう。

I look forward to the new year, to working with you children and to create an organization that will help other children. I promise, I promise you, if you come along, it will make you feel good and it will be so much fun! Merry Christmas! I love you from the bottom of my heart! Thank you so much!”

僕は来年、君のような子ども達と一緒に、他の子ども達を手助けする団体を作るのを楽しみにしている。僕は約束する。君達に約束するよ。もし一緒にやってくれるなら、君達自身とても良い気分になるし、とても楽しいはずさ。メリークリスマス!僕は心の底から、君達を愛しているよ。本当にありがとう!

(訳:大西恒樹)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリスマス・ソング

2011年12月23日(金) ブログ
2011122315050000.jpg

ネットショップはお休みしませんが、実店舗の方は27日(火)からお休みさせていただくので、スタッフさんの手があるうちに、と今日は新春に(ほんの少しだけ)お売りするハッピーサック(福袋)の袋詰めやSALE品の準備をしました。
(SALEは1月9、10日です。)

でも本当はクリスマス。
イブイブですよね。

おととしまではジョン・レノンの[ハッピークリスマス]以外にも、いろいろ聴いていましたよ。
山下達郎の[クリスマス・イブ]も、いつも特別の曲だったし、最近テレビに、ペプシのコマーシャルで流れているB’Zの[いつかのメリークリスマス]なんていう曲も大好きでよく聴いてたナー。

でもでも、今年はやっぱりこの曲を皆さんに知っていただきたいです。
とはいっても、もう40年くらい前の歌。
私だけではなく、不思議と今年は街でよく流れています。

ジャクソン5の[Give Love On ChristmasDay]

いくら探しても(和訳歌詞)がみつからなくて…。
そんなに難しくないので、私がテキトーに訳して…と思うのですが、やっぱりやめときます(>_<)

要するに、
「人々は親しい人達に贈るクリスマスプレゼントのリストを作り、街にはプレゼントを買い求める人が溢れているけど…

どうしてクリスマスに[愛]を贈らないの?
冬のギフトに[愛]以上の物なんて無いのに…」
って歌です。

なんだか寒そう、クリスマス寒波が来そうですが。
ぜひ、聴いてみて、ホカホカして下さい。http://www.youtube.com/watch?v=bZk0dQrxiw0&feature=related

アンジェリカ

2011年12月22日(木) ブログ
2011122211010000.jpg

今日もクリスマス・バージョンの[ミニ・パリブレスト]を皆さんにお出ししようと、朝から奮闘しました。

昨日は スタッフさん達と岡本へ出たので
(岡本ならあるだろう)
と探した、飾り用のアンジェリカ。
スーパーや雑貨屋さんを探してもどこにもないのです。
昔は真っ赤な[ドレンチェリー]と並んでどこにでもあったのに…。

その後、修理に出していたウォークマンを引き取りに梅田のヨドバシカメラへ行く途中で寄った、高級スーパー[成城石井]でやっとみつけました。
リース型のパリブレストのアクセントに斜めに切って葉っぱのようにしたかったのです。
ところが、
(シューの上っかわに飾ればよりクリスマスらしいかな?)
と思って、ついでに買った銀色の[アラザン]でエライ目に会いました。
何も乗せていないシュー皮にアラザンをとれないように乗せていくのは大変!
穴を開けて埋めてみたり、水飴を接着剤がわりにしたり…四苦八苦…
そのわりには皆、あっという間に食べてしまうなあ(>_<) それよりビックリしたのは[アンジェリカ]を見たこともない方がおられたこと! 昔はバターケーキといえばこれとドレンチェリーが乗っていましたよねー? 年代も生まれ故郷も違うお二人…不思議だなあ。 「アンジェリカってふきの砂糖煮ですよ」 と言うと、ますます驚いておられましたよ。

クリスマスしかけ絵本は最終日

2011年12月20日(火) ブログ
2011122015120000.jpg

火曜日に来て下さっている方は今年度最後の今日。
3時のお茶は カフェでいただきました。

毎週私達に笑いをくれて癒してくれるO君、Hちゃんももちろん一緒です。

カフェのドールハウスも窓辺のオーナメントも もうすぐ片付けてしまうからです。

ドールハウスの[クリスマスマーケット]に並ぶミニチュアケーキを見て、
「おいしそう!」
と 反応してくれたO君ですが、せっかく出したお店用のシュークリーム(ちょっぴりクリスマス用にリース型でフルーツもはさんだミニ・パリブレストなんですが)にはなぜか怪訝そうな顔。
ちっとも手が出ません。
おばあちゃんが仕方なしにバッグから出したフツーのシュークリームの方はパクパク。

ま、それでいいんですけどね、まだ4歳だもんね。

[しかけ絵本展 冬物語]の方は又来年も続きますが、クリスマスのしかけ絵本は今日が最終日。
絵本図書館でワーワーキャーキャー楽しんだ後、スペシャルな一冊をおばあちゃんに買ってもらっていましたよ。

クリスマスは近いけれど…

2011年12月18日(日) ブログ
2011121815120000.jpg

日曜日はスタッフさん、お休みなので、ショップにいます。

今年も明石から贈っていただいた真っ赤な見事なシクラメンを飾り、流れるクリスマス・ソングを聴き…。

寒い中、(ねんねこ)にくるまれた可愛い赤ちゃん連れ、若いママがまだ幼いお兄ちゃんのためにクリスマス・プレゼントの絵本を選んで下さったり。
ミニチュア大好きの方があれこれ買って下さったり…。
クリスマスらしい雰囲気に浸りたいところですが…。

高校時代の親友、幼い時にお母さんを亡くした彼女。
旦那さんのご両親を慕っていたのに、最近あいついで亡くし…。

入院していたNさんがやっと退院。
安心はできないけど、
(産まれたばっかりのお孫さんとクリスマスを過ごせるかな?)
と、ちょっとホッとしたのも束の間。
今度は、友人の旦那様が緊急入院…。

気持ちがザワザワ、ちびマイケルの歌う[Give Love On Christmas]の声がせつなく聴こえます。

次ページへ »