おじいさん
アルムの山小屋にたった一人で住むおじいさん。山羊は2匹、一緒に住んでいますが。
物語の最初、デーテがハイジを連れてアルムの山へ登って行く途中、デルフリ(小さな村、という意味だそうです)で出会った馴染みのおばさんとの話しの中で 少しはその理由が明かされます。
でも、長年たった一人で。
村の人々にかたく心を閉ざして。
よほどの事があったんだろうな…
原作には具体的な詳しい理由は書かれていませんが、「ハイジ」の物語や作者のシュピリさんについて研究した本には
「こうであろう」
というような事が書かれています。
昔のスイスは産業もなく、厳しい気候、働く所の無い若者の多くは他国の傭兵として出兵していたこと。
おじいさんもかつてそうで、戦争が終わって村へ帰ってくると、とんでもない事態を知り…
諍いを起こして村にはおれないようになってしまったみたい…
この辺の興味深い事情はぜひ本をお読みください。
息子が一人いて…その息子の子がハイジ。
「♪教えて おじいさん おしえておじいさん
おしえて〜アルムのモミの木よ〜♪」
と アニメの歌のとおり、後日ハイジが全幅の信頼と愛情を持つおじいさんですが、これはまだ 初めてハイジがやってきた時。
不信感に満ちた顔つき😅