仏語の本
土曜日に電話がなり、
「こちらは四国観光協会の者ですが…」
「????」
フランスからの旅行者が今からこちら(ゆう風舎)へ行かれるが相生駅からの道順を聞かれている、とのこと。
ギョっ!フランス語は全くわからない、と思いきや英語を話されているそうな。
とりあえず相生駅に着いたら電話を下さるようにお願いし、私はスマホのGoogle翻訳で
「15分くらい経ったら迎えに行くので…(とても○○行きのバスに乗って、どうのこうの、と説明する自信がなかったので💦)」
と打って英語に翻訳したのをしっかり手に持って仕事していたのですが、その日は何もなく、
(やっぱり遠すぎて諦められたのかなぁ?)
昨日日曜日はかなりのカオス状態だったのでこの最中だと困るなぁ、とか思いつつ、今日になってはすっかり忘れていたのですが…
午後、1人の小柄な外人女性が現れ、
「Do you speak English?」
「オオ、リトル、リトル」
とか、ベタベタの日本語英語で応対。
でも母国語じゃない方の英語はわかりやすく、彼女はブローニュからいらしたマジョリーナさん、四国だけではなく、東京、京都、松江…いろんなとこを回ってこられ、ここへは友人の依頼で手持ちの本にサインといくつかのキットを買いに来て下さったとのことでした。
わざわざ持参されたのはもうかれこれ15年くらい前にフランスで出版された[ストーリーキルト季節のなかで]手垢のついたような古い一冊でした。
そう言えばあの本はありがたいことながら5ヶ国語に翻訳されたのでした。
まだまだ日本のパッチワーク等が人気があった頃です。
かと言って(嬉しいな)と思うだけで、私にはほとんど影響はなかったのですが、なんと今日、その実感が現れたって感じです。
でもその方、
「もう少し待っていただいたら駅まで送りますよ」
と言っても「ノー、コールミー ア タクシー」
と言われ、
「コーヒーでもいかが」
と言っても「ノー」
と手をかざされ、颯爽と帰って行かれました。
たぶん何かお仕事で来日されたのかなぁ?と思う風情の方でした。
そんなこんな今日もたくさんのご来館、ありがとうございました。
とうとう明日で終わりです。
まだの方はぜひm(_ _)m