人気画家

2018年2月3日(土) ブログ
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絵本図書館、ここは販売コーナー。
前にご紹介した[Black & White]のコーナーと違ってとても可愛い色で満たされています。
用途も無いのに、年甲斐もないのに欲しくなったり(^^;;

ところで、こんな楽しい雑貨とは裏腹に私の心の中は
(可哀想なゴッホ…😢)
という想いでいっぱいです。

昨日、原田マハさんの[たゆたえども沈まず]を読了したからです。

たぶんピカソと並んで知らない人はほとんどいないのでは?と思うくらい、日本でも人気画家のゴッホ。

自画像や他の作品を観て、
「激しい気性」
とか
「恐そう」
なんて印象を持っておられる方も多いかもしれません。

逆に、明るい色彩で描かれた[ひまわり]やアルルの風景の絵から、
「奔放な明るい画家」
という印象もあるかも?です。

でも、たぶん本当のゴッホはひたすら繊細で気が優しい人だったのでは?って思います。

お父さんが牧師さんで、自身も一時は聖職者として、貧しい虐げられた人々に寄り添い生活していたこともあるのですね。

就職してもなんとなくうまくいかず、晩年は絵を描くことだけを支えに生きた彼。

そんな兄を小さい時から崇拝し、愛し、そして金銭的に支えた弟テオ。

魂が深く共鳴し合い、愛し合っていた兄弟のちょっとしたすれ違い、というより相手を思えばこその軋轢が産んでしまう悲劇…

悲しくて哀しくて仕方ありません。

もちろんゴッホの死の真実は本人にしか解らないかもしれません。

でも私はマハさんの感性に拍手します。

今年は関西でも[ゴッホ展]が開かれ、きっと長蛇の列、真近で絵を観るには困難なくらいの大勢の人達が集まるのでしょうね。

本当に今更ながら天上のゴッホに言ってあげたい。
「貴方は、貴方の絵は世界中で物凄い人気ですよ〜」