丸木美術館

2018年8月6日(月) ブログ
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73回目の「ヒロシマ」の日。 
ふだん、
「どこそこに行きたい!」
と、滅多に言わない連れ合いが
「一生のうちに 一度行きたい」
と、言った丸木美術館。
 
それじゃあ、ちょっとでも若いうちに、っと今年行こう、って思いました。
 
水墨が得意の丸木位里さん。
卓越したデッサン力を持つ俊さん。
 
二人が一生をかけて制作した[原爆の図]15作の他、[アウシュビッツの図]、[沖縄の図]等、他の施設にもいろいろあるらしいのでどのくらいあるのかわかりませんがいよいよ本物を観られる…
 
[原爆の図]の画集はずっと昔から持っていましたが、正直、若い頃は正視することができませんでした。
 
本物となれば胸に迫る迫力は想像できません。
でも、もう、観る年齢になったと思います。
 
埼玉県東松山市、と言う所にある丸木美術館。
ネットで行き方をいろいろ検討し、その後信州に向かう経路を模索し続けて来た連れ合いですが、ここに来て突如「困ったこと」が出現しました。
 
「台風」です。
ウーム、こればっかりは(>_<)
 
もちろん、たとえ今年ダメでも、又挑戦しますが(^^;;
 
最後に本橋成一さんというカメラマンさんの
[ふたりの画家]という写真集の再版記念(2005年)の「あとがき」の文章を少し…
 
「今年は、敗戦60周年を迎える。しかし、世界では相変わらず戦争が頻発し、止む気配がない。
なによりも戦争を放棄したはずの日本も怪しくなってきた。
 
この写真集が出現されて20年が経とうとしている。
しかし、丸木位里、丸木俊のおふたりはもういない。
いまぼくたちは、何を思い、何を考え、何をするべきか。おふたりの作品はそれを語り続けている。
 
戦争が核兵器が、そして原発が、いかにこの地球上で愚行なことか、この写真集からもおふたりの想いにつなげられたらと思う。
 
以下略                                  」