表現者

2018年12月15日(土) ブログ
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世界各国、日本国内、たーくさんの絵本がある中で…私はやっぱり「絵」が見事な本に惹かれてしまいます。
 
もちろん、「見事」と言うのは「写実的な」とか「精密な」という絵ではありません。
 
長年かけて試行錯誤を繰り返し、しかも描き慣れて描き慣れて、独特の「自分の技法」を編み出し…
 
それでいて観る人にそんな苦労は微塵も感じさせない、フンワリとした「遊び」のあるというか…
 
今日、お誕生日のいわさきちひろさんの絵もそんな絵だと思います。
 
そしてアメリカのこの人。
ホリー・ホビーさん。
 
何度も紹介させてもらうように、私が高校生時代に四条の文房具屋さん[イノブン]に並んでいて憧れて買ったステイショナリーに描かれていたアーリーアメリカン調の少女のイラスト。
そして、近年ではブタが活躍する[トゥート&パドル]でお馴染みの方です。
 
この方…とに〜っかく(悶絶しそうなくらい)絵が上手い❣️❣️
 
これはクリスマス絵本[サンタクロースとあったよる]の裏表紙です。
 
この[サンタクロースとあったよる]という絵本は有名なクレメント・C・ムーアさんの[T he Night Before Christmas]をホビーさんなりに表現したもの。
 
これまで何冊もいろいろな作家さんが出してきたものとは一味も二味も違う画面になっています。
 
どのページも素敵ですが、この絵の暖炉の火の表現と子ども達の後ろ姿❣️
 
炎とか一つも描いてないのに暖炉の火の温度と子ども達の声が解ります。
 
すごいなぁー、としか…
 
たぶんホビーさんは70代でいらっしゃるかな?
これからも素晴らしい絵本を作っていってほしいです。