ホビーラのチェック
大丸神戸店に出しているクリスマス・キット。
[6つの白い壁飾り]のうちの〈ソックス・プレゼント〉の追加注文をいただいたのに 残念ながらストップしないと、と思っていました。
メインのソックスに使っている、きれいなブルーのチェックがもうどこをどう探しても無いのです。
これはもうかれこれ25年以上も前のホビーラホビーレ製の起毛コットン。
ブルーの他にピンク、グリーンがあり、めちゃくちゃ惚れて購入。
大切に、いろんなものに使っていたのです。
織り糸そのものにプクプク変化があり、色がとってもキレイ。
その後25年間、大袈裟じゃなくこんなステキな起毛コットンのチェックには出逢えませんでした。
大丸でお尋ねのお客様は事情を聞いて
「違う布に替わってもよい」
とおっしゃっていただき、では、と キットを作ることにしました。
あれやこれや探し、ブルーの北欧調プリントのコール天にしようかな?
それともほんの少しだけハギレが残っていたグリーンのものにしようか?
めちゃ迷い中です。
ところで、内外とも、心配で心が塞ぐニュースばかりの昨今、ペシャワール会の中村医師の話題を聞くのは 悲しくもあり、又希望の持てる事です。
Facebookで共同通信発の記事で、中村さんが現地の民族帽「パコール」を被り、花を咲かせた木をみつめ、微笑んでいる顔を壁一面に大きく描かれた写真を見つけました。
アフガンの保健省の壁なのだそうです。
「この土地で 私は愛と思いやりを育む種のみを植える」
という ダリー語の詩も書いてあるそうです。
12月11日付けの毎日新聞に載った長男健氏の追悼のコメントも本当に本当に素晴らしい。
哀しみの底にいる遺族のことよりも周りのいろいろな人への思いやりや感謝があふれ…
あの父にしてこの子あり、と思います。