クマとおさるの絵本

2019年12月16日(月) ブログ
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チビ・マイケルの歌じゃないけれど「クリスマスには愛を贈る」
これに尽きるケレド、子ども達はやっぱり形のあるものがいいですよね。

それにはやっぱり…絵がきれいで心が温まる、ずーっと心に残る…絵本がいいですよね。

私の小さい時にはそんな習慣もなく、絵本といってもキンダーブックとかディズニーのゴールデンブックとか…

なので、高校生くらいになって京都の街をウロウロし、丸善や新進堂で外国の絵本を見た時の衝撃が今に至っているのですが。
左側の、もう表紙の色も褪せた本、ドイツのディーター・シューベルトさんの[ぼくのおさるさん どこ?]も、まだ数冊しか持っていなかった頃の大好きな絵本です。

シューベルトさんの繊細、写実的、かつ可愛い絵…
どのページをめくっても文字は一言も無いのです。

でも、男の子のとても大切にしていたぬいぐるみのおさるさんの運命がよくよく解るのです。

おさるさんの身にいろんなことがあり、ボロボロになってしまい…でも好い人に出逢い…

意外な展開、という訳ではないのに 1ページ、1ページの絵に愛が溢れていて、何度も何度も繰り返し眺めてしまいます。

さて、ごく最近 ゆう風舎にやってきたピカピカの絵本。
サム・マクブラットニィさん文、サム・アッシャーさん絵、吉上恭太さん訳の[せかいいち しあわせな クマのぬいぐるみ]

お話はちょっくら似ています。
シューベルトさんのはドイツの田園風景、サムさんのはイギリスの街…
今回のは人もいっぱい出てきます。

そして何より、又違った技法、雰囲気の絵が可愛くて素晴らしいのです。
どのページも隅々まで見飽きません。

文がたくさんありますが、お父さん、お母さんが読んであげるなら小学校低学年でもゼンゼン大丈夫です。