おばあさん
[ハイジ]の物語には「おばあさん」と「おばあさま」が出てきます。
「おばあさん」はペーターのお祖母さん。
「おばあさま」は後で登場するクララのお祖母さんです。
ペーターは同じく山羊飼いをしていたお父さんが数年前に事故で亡くなってしまい、お母さんとおばあさんと3人で「デルフリ村」と、ハイジのおじいさんが住んでいる「アルムの山小屋」との間くらいにポツンと一軒建っているボロボロの家に住んでいるのです。
同じ質素ながら、何もかもおじいさんが工夫し、作業してそれなりの暮らしが出来ているのと比べ、ペーターの所は大人の男手もなく、家は隙間風が吹き、壊れそう。
又、収入も ペーターの羊飼いの賃金とおばあさんが村の人から頼まれてする、糸紡ぎの賃金がわずかにあるのみでした。
詩が好きで信心深いおばあさんでしたが、盲目で何の楽しみも無く、そのままでは ただただお迎えを待つだけだったのかもしれません。
そんな時に現れたのが ハイジだったのです。
ハイジは目の見えないおばあさんにとって、まさしく「光」であり、「太陽」のような存在だったのでしょうね。
さて、私の絵キルトでは なかなかボロボロの衣服、というのが難しかったです。
あんまり色が無いのも「絵本」としては
(どうかなー?)
と 思うし、皆さんにはそれなりの色のある「布」を使いましたよ😅