堅物だけど…
「ブログ、読んでいます」
ときどきいただくお便り、お言葉…
恐縮です😓😅
今日はまたまた「現実逃避」です😴
スイスはマイエンフェルトから長い旅をしてドイツのフランクフルトのゼーゼマン邸へ着いたデーテとハイジ。
実はゼーゼマンさんの一人娘クララの話し相手を探して欲しい、と直接依頼していたのがロッテンマイヤーさんという女の人です。
ロッテンマイヤーさんは ゼーゼマンさんの奥さんが病気で亡くなって依頼、長年この家のきりもりをしてきた人です。
今のご時世、女性も 結婚しようがしまいが自分の意志で決定すればいいし、まだまだ不利な面はあるにしても職業選択の自由も一応は保証されています。
でも、この頃、女性が生きていく道はほとんど[結婚]で家庭に入る、というのが主流だったのはたぶんどの国でも、だったのでしょう。
裕福な家庭に生まれたなら 尚更…
ロッテンマイヤーさんも結構な家庭の出身、高い教育も受けて…でも何かの訳があって独身で自立して生きる人だったのですね。
当時はそういった女性の中に お金持ちの子女の家庭教師等の職業につく人が多かったそうです。
男性に頼らないで生き抜くために きっと自分の中で厳しい規律を定め、肩に力を入れて行動しておられたのかもしれません。
[ハイジ]でちょっと誇張して描かれる、ロッテンマイヤーさんの堅苦しさ、厳しさ、人間味の脆弱さ、と言ったものは そんな時代背景を考えると
(そっかー。なるほどなー)
なんて、ちょっと許せたりします😅
原作中、ハイジが貰ってきた子猫を異常なまで怖がり、忌みきらうロッテンマイヤーさんが描かれますが、これも当時世界を揺るがしたペストの流行、「猫」⇔「ネズミ」と言う構図なのでしょうね。