布のコンセプト

2010年1月9日(土) ブログ
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[Yu’s Palette]第2弾の販売にあたって、販売元の日本ちゅうこう、担当のMさんから、
「布全体のコンセプトを教えてほしい」
という依頼がありました。
望むところではありますが、糸井重里さんのように短く簡潔なキャッチコピーが思い浮かぶ訳でもありません。
苦し紛れに長々とした文章を送りました。
Mさん、困っておられるかも?
なので、皆様も、時間がある時に読んで下さい^ロ^;

M様へ

いつも とてもお世話になり ありがとうございます。
布全体のコンセプト、なかなか短くてキャッチーな文章は思い浮かびませんが、日頃 私が考えている事をお伝えしながら ご一緒に考えていきたいと思います。
私が小さかった頃は 世の中全体が貧しくて、今のようにテクノロジーも発達してなく、物もない、不便でした。
でも その分、「こうなりたい!」とか「こんな世の中になってほしい!」といった夢がありました。
人と人との交流、かかわり合いも否応なしにいっぱいありました。
ところが、今の子供達を取り巻く状況は、本当に 信じたくないくらい〈違う〉ものになっているようです。
私は19年前に教師を辞めました、がその後でも、子供や親の態度や考え方の変化は、元同僚からよく聞くところです。皆、とても辛がっています。こうなってしまった背景は何でしょうか?

言うまでもなく、人は生まれながらに 自分では選択できない様々な運命を背負っています。
貧富の差、国籍、地域…生まれながらに病気を持っている子さえいます。両親のいない子も…。
でも、できるならば、出来る限り、子供時代に思いっきり愛情を受け、楽しい嬉しい思い出がいっぱいあるならば…。

〈人〉は 心の持ち様のほとんどや、人生の歩み方が 子供時代の心の育ち方で決まってくる、と私は思っています。
その事に目を向けずに 自分勝手にしている親が多すぎると思います。又、そう 出来ない親、もっと残酷な、子供を愛せない親、というのも よく考えれば その人の子供時代に問題があるのですよね。
そんな訳で 世の中全体が、人それぞれが 幸福に生きていけるには[子供を大切に育てる]ことが一番大事、と考えています。

そのためにできること…。残念ながら 私達二人にはそれほど多くありません。
それで核にしようと決めたことが 子供達が最初に出会う大切な世界としての〈絵本〉、そして 絵を描く、などの(想像し、作り出していく)創造活動なのです。
だから、今回の布のテーマもこの2つです。
絵本の素晴らしさについては 私のH.Pの[絵本図書館]でもう少し詳しく書いています。
テレビやゲーム等、向こうからガンガン情報が入ってくるものではダメなのです。心が動かないとダメなのです。
創造活動も頭や心を動かせるために大切な事です。
自分の表現方法(勿論、音楽やスポーツや他のなんでも)を持つ、ということは 自分に対する自信になり、他人を理解できることにつながると思います。
正直、私のキットや布を買って下さるようなお客様、手作りしたものを子供に…と思って下さるような方々は 何の心配もなく問題もないので、キャッチコピーはもっと、簡潔、楽しいものにしなければいけませんね?
だらだら書いて申し訳ないです。要するに 2つのパネル柄の意図は
・絵本を読もうね、楽しいヨ!
・仲間がいるとうれしいネ!
・いろんな子がいて、それぞれ違うところがいいんだヨ!
・誰かと関わり合い、助け合っていこうネ!
と、こんな感じです。スミマセン、長々と…。