30周年によせて…

2022年4月18日(月) ブログ

30年前のちょうど今頃。

開店してから2週間余り経った頃、3人のお客様がみえました。

3人共、相生駅の北側の住宅地にお住まいとかで

「こんな所にこんなお店が出来た」

ことを喜んで下さり、

「(その頃流行っていた)アメリカン・カントリーじゃなく、ヨーロッパの感じなのね」

とおっしゃっていました。(東京弁に驚いたのですが実際お一人の方は長く東京におられたよう)

その中に1番若く、ミディアム丈の髪にカチューシャをした美人がおられました。

それがIさんとの出会いです。

当時ショップにしていた図書館の下側の壁にまだ何もキット作品が無かったので数年前に作って、[non-no手芸大賞]でグランプリをいただいた絵キルトを貼っていたのですが それを見て

「これ知ってる!」と・・・。

まさかこんな所でご存じの方がおられるとは思ってもいず、その時は

(ホントかなあ?)

と思っていましたが 「本当だ」ということは後々よく解りました、というのもIさんは(知らないことがないのでは?)と思うくらい博学なのと 私とは一つ違いの同世代で興味のあることもよく似ていたのです。

それから30年・・・。

正直、かなりの波乱万丈な年月にはらはらしながら ただ見守ってきましたが、Iさんはいつも明るく前向きで・・・。

そんなIさんがゆう風舎の30周年!ということで作られたのがこの曼荼羅を思わせる作品です。

彼女の30年間に制作した一つ一つの作品のエキスがギュッと詰まったタピスリー。

来週木曜日からの作品展でぜひご覧ください。