花はどこへいった
いよいよ今年の[リネン&レース展]もあと2日を残すところとなりました。
[リネン&レース展]につれあいが白や黒の厚紙で作った「切り絵」を参加させたのは何年前だったでしょうか。
もちろん、切り取ったところが光を通し、レースみたいに見えてきれいだし、テーマを補足するために、です。
今年は「ノスタルジー」ということで ノスタルジックな曲「花はどこへいった(原題Where have all the flowers gone?)」を選んで制作しました。
あまりノスタルジックすぎてスタッフさん達も「知らない」曲みたいですが 実は「世界で一番有名な反戦歌」とも言われる曲なんです。
私も森山良子さんがよく歌っていたのを覚えていますが 正直、5番目の歌詞まで知りませんでした。
単純な歌なのに 歌詞はロシアの大河小説「静かなるドン」にヒントを得ているらしいです。
「静かなるドン」・・私が読み終えたばかりの人気小説「同志少女よ、敵を撃て」にもチラッと出てきました。
戦争に翻弄された、ドン地方に生きるコサック達の話。
そして この歌の歌詞は3番までのを 又違うフォークシンガーが4番、5番を引き継いで作ったそうです。
全てを通して繰り返される
「Oh,when will they ever learn?(ああ、いつになったらわかるんだろう?)」
繰り返される戦争での兵士、そして奥さんや恋人である若い娘の悲惨をのどかなメロディーに乗せて歌っていたのですね。
実際ヨーロッパの野原は戦場だったところが多くあり、ひなげしが咲いていたりするそうです。
繰り返してしまう愚かな行為・・戦後77年経って、なんだか他人事では無くなって来た、と感じるのは私だけではないと思います。