巨星墜つ
お正月はめでたくって楽しい❗️というのは本当に子供の頃、若い頃…
寒い季節だからか、昨年12月に引き続き 人が亡くなります。
私どものゆう風舎の建物は(本当は建築科に行きたかった…)つれあいが設計図を描き、すぐ近所に住む大工さんが建てて下さったのです。
当時住んでいた西明石からときどき来て大工さんと母屋のソファに座って向き合い、二人が設計図を見ながらジーっと。
将棋か碁の「長考」のようにだまーっている事長く、ときどきつれあいが
「ここをこうこうできますか?」
って聞くと
「はぁ、らくでっせ(大丈夫です、という意味)」
又ジーっと沈黙で図を見る…
私はとてもつきあえませんのでお茶だけ出して早々に退散したものです。
二人とも、この辺りでも特に無口なタイプ😅
谷口さんという大工さん、宮大工だった父上譲りの確かな腕、でもこんな洋風の家、初めて取り扱うタイプの窓、特注の絵本棚とか、一生懸命勉強して建ててくださいました。
まさしく「男は黙って…」という健さんタイプ。
もう30年以上前の事です。
その谷口さんが亡くなりました。
名もない田舎の大工さんではあるけれど、私にとっては(巨星墜つ)という感慨です。
明日、お通夜、明後日告別式。
感謝を胸に参列してこようと思います。