CHILDHOOD
教師時代。
年に何回かは[なんとか会館]へ出かけていって、講演を聴いたり、研修を受けたり、という日があります。
新任研修、5年目研修…。
教育委員会主催、いわゆる(お上)主催のものは おおむね退屈で中身がありません。
どこかの校長や教育委員長が、壇上に上がって挨拶やら変な励ましやら、ただ権威をふりかざすのみの眠気を催す話。
ねむたいどころか、私なんかは
「これが子ども達に自習させたり、他の先生方に迷惑をかけたりしても受けるべき研修?!」
と、怒り心頭に来ていたものです。
でも、そうではない、研究会も多々ありました。
素晴らしい人間性や実践を持つ先輩教師の話に感動し、又、
(私は何をしてたんだろ?!)
と、両頬をバシッバシッとたたかれるような思いもしたものです。
分科会に別れての、少人数の研究会も有意義でした。
より良い社会を担っていく大人に成長してほしいために、どんな子どもの姿を目指してどんな日々の実践を積み重ねていけばいいのか?
そもそも、子ども時代とはどうあるべきか…?
上から見るだけではなく、子どもの目線まで立ち返ってみたり…。
真剣で創造的な話し合いです。
MJの散文が記された[DANCING THE DREAM]
辞書を片手にえっちらおっちら、読んでいますが、
(それでも何とか半分過ぎました。でも、早く和訳出てほし〜)
今日、読んだところに彼は
(混沌とし、破壊が進み、戦争の絶えないこんにちの世界は 子ども達から豊かな(こども時代)を奪った結果では?)
と書いています。
子ども達の心には不思議や魔法やワクワクする事、感動などの滋養が必要、と。
そして、彼はいつでも、大人である人々の、その人の中に隠れてしまった(子どもの心)を再発見するお手伝いを自分の仕事にしたい、と言っています。
僭越ながら同じ事を思って絵本図書館を始めた私にはとても共感する言葉です。
世間に知られた[素晴らしい歌手、パフォーマー]プラス、彼は優れた教育者です。