駒子さんコーナー
絵本図書館の重たい扉を開けて 入っていただいてすぐ右側の棚に「酒井駒子さんコーナー」が出来ています。
そう言えば去年の8月に、何人かで県立美術館へ駒子さんの作品展にお邪魔したのでした。
卓越したデッサン力と画面を黒く塗ってからその上に線を引っ掻いたり、色を塗り重ねたりして描く独特の絵画表現。
ちひろさんと同じで子どもを的確に描いておられるのに本物より可愛い…
決して明るくはないけれど、子どもの時に感じる不安や哀しみ、動物達の(これはあくまで想像だけど)戸惑い等を漂わせる画面にファンは多いです。
ほとんどはどなたか作家さんの話につけられた絵ですが、シャーロット・ゾロトウさん作の[ねえさんといもうと]とかビアンコさん作の[ビロードのうさぎ]とかは絵が物語を何十倍引き立てているような気がします。
2017年に出た駒子さん自身の文章、詩画集とでも言いたいような[森のノート]
女の子や男の子が沢山描かれていますが一枚一枚…素晴らしいです。