切り絵の「ものがたり」
[赤毛のアン]の作者、ルーシィ・モード・モンゴメリさんはシェークスピアの愛読者だったみたいで、物語中でも、アンの言葉に宿っていたり、遊びの中にお気に入りの場面を演じてみたり…
そんな訳で、絵本図書館の扉を開けてもらった所の壁には アンがシェークスピアを読んでいる場面の絵キルトと、つれあいが白い紙に描いた、シェークスピアの名作の場面の切り絵が並んでいます。
そして[リネン&レース展]も中盤に差し掛かり、会場内に黒い紙の切り絵の新作が増えました。
今度はシェークスピアではなく、グリム童話で知られる[いばら姫]。
子ども達の「ベッドタイムストーリー」は恐い魔法使いや獣が出てきたとしても 最後は「めでたしめでたし」で終わり、安心して眠りにつけるお話がいいですよね。
そういうのを集めた本ももちろんあります。
ただ「Howeverしかーし…」
実際にはちっとも「めでたし」にならない現実が世界中であります。
特に子ども達の犠牲は正視する勇気が出ないくらいです。
ガザ、ウクライナ、ロヒンギャ、etc.
[いばら姫]が終わった後の[However]から続く切り絵もぜひゆっくりご覧ください。