展覧会2つ
京都に泊まったので滋賀県守山市はすぐ近く。
新快速で25分くらいです。
バーナデット・ワッツさんと市川里美さんの絵本原画展が開催されている佐川美術館へはバスが出ているのですが あいにく出たとこ、かなり待たないといけないのでタクシーに乗りました。
心配していた台風での大雨もなく、気温が少し下がり、かすかな小雨の降る美術館は思ってた以上に素敵な所でした。
広々とった空間、緑の並木に囲まれ、水の演出やガラス張りの通路など、安曇野にある[ちひろ絵本美術館]を思い出すくらいでした。
帰りのバスもあまり頻繁にないわけで、ゆっくり、とはいかなかったのですが、やはりお二人の原画は原画ならではの美しさ、丁寧さに感動しました。
本当に、細部まで手抜きがない…誰かの曲作りと同じですね。
その誰か。
大阪のスカイビルで催されているマイケル・ジャクソン遺品展にも立ち寄りました。
正直、私はこの齢。
特に[ビリージーン]の手袋の本物を見たい訳でもなく、ネバーランドにあった超豪華な王座を見たい訳でもありませんでした。
でも、京都の帰りにやっぱり寄ろう、と思ったのは テレビでみた、彼の子ども達が用意したという[This Is It]のリハーサルの時のお弁当入れのタッパーと魔法瓶。
それも展示されると聞いたからです。
そして、観にいってきた感想は…?
やっぱりそれが一番良かったです。
キンキラキンの重そうな衣装も、凝りに凝った装飾品も、ドアの厚みだけで30センチほどもありそうな超豪華なロールスロイスも、彼の事を虚構の中の人として、ますます実像から遠ざけるだけのもののように 私には思えました。
ま、でも仕事の性質上、仕方なかっただろうし、警官や軍隊の(制服好き)は本当だったようです。
本当はなんにも飾らなくても素敵な顔とスタイル、素晴らしい歌とダンスなのにね。
だから私は黒のパンツに白のTシャツ、白いシャツの彼が一番好きです。