無条件の愛
バタバタ忙しくしていると、絵本もなかなか読みません。
絵本図書館に新しい絵本が続々入ってきてても、です。
でも、移動の際、ふと気になって手にとり、吸い込まれるようにページを捲り、最後まで読んでは 感動してしまうことがあります。
それも、物凄く、感動するのです。
この絵本もそうでした。
夕食も終えた後、ショップの方に用事があり、行くとレジの横のカウンターにのっています。
(ラブ・ユー・フォーエバー?、マイケルが言う言葉みたいな題名だな、どれどれ…)
ロバート・マンチ作、乃木りか訳、梅田俊作絵。
なんでもない母と息子のなんでもない話。
ただ、自分の産んだ子を死ぬまでずーと愛してる、という話。
ただそれだけのことが、正直、シンプルな絵と共にページを捲る毎に…。
でも、涙が出てきます。
(わ〜ん)と声を出して泣きたくなります。
そして、それは私だけじゃないようです。
背表紙を見ると「初版1997年、2009年第48刷発行」と、ありました。
アメリカの超ベストセラー絵本!と、ありました。
こんな普遍的な、ふつーのこと、それが現代ではおかしくなっています。
自分の産んだ子を無条件で愛する本能というか…。
ゆう風舎に来て下さる方は皆さん、そういう意味では大丈夫な方ばかりで、むしろ、そうではない人に絵本を届けたいのですが…。
なかなか難しいのです。