明日、最終日です
三角錐のロートのように、年明けからずーーと、作品展に向けていろんなことを皆で頑張ってきましたが、今年2011年の[布と糸でつくる夢]展も、いよいよ明日で終わります。
今日も帰りぎわにスタッフNyaさんが
「早いですね、せんせ」
と、つくづく…。
いつも次のことに、っと前のめりになりがちな私、今夜は一人一人が精魂こめて作った作品をじっくり見納めです。
ところで、古くからのキルト仲間も、観に来てくれた元同僚の先輩先生方も、どんどんお孫さんに恵まれてきておられます。
この可愛らしいキルトの作者Mさんも、三人息子の中のご長男が昨年、ご結婚。
あれよあれよというまに初孫誕生。
たちまち見る目が大きく変化。
ベビー物を見るとなんでもかんでも「かわいい!」を連発。
(前からあったんですケド…)
そんなMさんに、私が世界で一番、赤ちゃんの絵が上手!と信じる、いわさきちひろさんの画集を見せ、思わず頬が緩んでしまう様々な赤ちゃんの姿態を描いたデッサンをシンプル刺繍、合わせて可愛い小物のアップリケでキルトを作っては?と提案すると、すっかり喜んで作られました。
モチーフ一つ一つにキルト綿をしいて刺繍やアップリケ、最後につなげる、というやり方です。
歯科衛生士として、又、若くして病気で亡くなった旦那様の代わりに一家の大黒柱として、忙しい毎日を送るMさんにとっては 小さめのキルトを作るのもなかなか大変だったのですが、お孫さんの笑顔がきっと後押ししたんでしょうね。
ギリギリに、でも、素敵に出来上がったんですよ(^-^)