前向きな気持ち
「まだ、元のようには動かないんですけど…」
2月に指の腱を切断、手のひらを切り開いて、縮んだ腱を伸ばし接合、という大怪我をされたKさんが 今日から復帰。
「レース展のは出来そうにないけど…」
と、早くも来年の[布と糸でつくる夢展]に向けての作品のアイデアを物色。
しばらくして
「これにしようと思います…」
手にしてこられた写真を見て、私はびっくり!
緑がいっぱい、素敵なテーブルがしつらえられたイングリッシュ・ガーデンの写真。
正直、この手の写真を絵キルトにするのは、絵本を拡大コピーして、下絵にするよりも とても難しいです。
そういえば、数年前もこういう写真から作品を作られたKさん。
「久しぶりに出してきて眺めてたら やっぱりいいなあ、と思って…」と。
そうですね。
こうしたらいいかな?ああしたほうがいいかな?と四苦八苦しながら、沢山の刺繍もしながら手間暇かけた作品は やっぱり充実感のある、人の心に残る作品になりますよね。
まだ、不自由なはずの手の事にも拘らず、前向きなKさんがとっても嬉しかったのです。
さて、そうとは違って[キット]にするのですから、そう複雑にはできませんが、この[雨の日には]のリニューアル版、ずいぶん時間がかかってしまいました。
比較的刺繍が多いから?
でも、その刺繍が楽しかったです。
実は、心の中の心配事がちょっと晴れた今日。
昨日までの気持ちは嘘みたいにとんで、時ならぬ風邪?気味であろうと、歳ならぬハイヒール疲れで膝が痛かろうと、すっかり元気になって、えぃっと、雨のビーズまでつけてしまいましたよ(^-^)